1904 気球から木挽町から丸の内を望む絶景。
写真:明治・大正・昭和東京大写真集成
リアリティありますね、この写真は。
明治37年撮影、海軍大学校から気球を上げて撮影したものです。よく観ると銀座四丁目の服部時計店のドーム型の屋根(1894年・明治27年に朝野新聞社の建物を買収後、改修。現在の和光の姿は1932年・昭和7年から)が見えますし、気球の垂れ下がったワイヤーの先は何と丸の内・三菱四軒長屋と東京府庁が分かります。草ぼうぼうの野原が整地されたものの、空き地であることが、今では想像もつかない世界です。
手前下が築地海軍大学校、その右斜めやや上の大きな建物が歌舞伎座。中央右から左下に流れる掘割は三十軒堀です。ご一新から37年経過しただけですが、銀座通り以外にも洋館の多いのがビックリであります。
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