1950年代前半に、父が東北陸中海岸を中心に出版絡みの取材旅行をした際、カメラマン・田村茂さんから譲り受けたライカⅢfで撮影した港の光景です。撮影日時は5月としか記されてないのですが、春とはいえ、写真からはまだまだ厳しい東北の波止場が記録されています。この写真の前後関係、うみねこが数羽撮影されているところから、父が数日滞在した陸前広田町辺りではなうかと推測されます。
父が久我山のアトリエで、この写真を元に描いた油絵がイーゼルにかかっているスナップ写真があるものの、現在、この絵が何処に存在しているのかは分かりません。
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