« 佳き時代の設計事務所 | トップページ | 荷風先生 1953年 »

2011年5月19日 (木)

南仏の輝き。

Rimg31118 たしかにその国、その地域、その場によって同じ色相であっても太陽光線の波長の差で違ってしまうことは、南仏に居を構えた画家の作品の発色を観ているとごもっともな話であります。

ボナールの描いた南仏の風景にも眩しい日差しの中に柔らかなフィルターを通したかのようなトーンが独特で、一気に洗濯物が乾いてしまうような乾燥した空気までも感じとれます。

ボナールの得意なブルーグレー系の日陰がまさに遠くにちらっと見える La Mer を導き出すのですから、ここはやはりシャルル・トレネ http://www.youtube.com/watch?v=fd_nopTFuZA に登場してもらう以外、考えられません。シャルル・トレネの歌をバックにちらっと見える青い海は最高であります。

シャルル・トレネ

シャンソン界の超大御所歌手であると同時に詩人でもあったシャルル・トレネ。1913年、南フランスに生まれ、15歳で初めての詩集を発表。当初はジョニー・ヘスとヴォーカル・デュオを組んでいたが、第2次世界大戦後はソロとして活動をしていくようになった。
代表作として英語圏でも広く認知されたのは、「La Mer(海)」「Boum!」(共に38年。後者は、「When Our Hearts Go Boom!」と改題されヒットした)といったところ。軽やかなシャンソンから生真面目なヴォーカル・ジャズまで、誰より自分自身が楽しみながら歌い続けたトレネは、最大限に歌い手らしい歌い手であったといえるだろう。聴いた途端、小さな頃お気に入りだった毛布にくるまれるような感覚――トレネの優しい声はとにかく別格なのである。第2次世界大戦中には、ナチス・ドイツとの関わりを疑われたこともあったが、彼のエンターテイナーとしての人気は不動だった。
75年に引退表明をした後も度々その姿を舞台で披露していたが、2001年2月19日に脳卒中で逝去。享年87歳であった。

|

« 佳き時代の設計事務所 | トップページ | 荷風先生 1953年 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/37051544

この記事へのトラックバック一覧です: 南仏の輝き。:

« 佳き時代の設計事務所 | トップページ | 荷風先生 1953年 »