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2011年5月28日 (土)

安野光雅の画風

1309 エネルギッシュな色彩と厚化粧の画風には人をへとへとにしてしまうパワーが漲り、体調によってはそれを観ていると貧血を起こしそうにもなってしまいますが、安野光雅さんの画趣には全てとは云えませんが何となく俳画のような軽ろ味があって、私はその盛り蕎麦のようなすっぴんの潔さに魅かれてしまいます。今風にいえばロハス的画風とでも申しましょうか・・・。

私の好きなこの水彩画も、正に俳画的感性がたっぷりで、ささっと描き上げたのでしょうが、たっぷりと太目の筆で仕上げた筆勢には鈍感力と瞬発力が同居していて、なかなか気持ちの和む画風です。

ひと目観て、どこの国かも分からないところが無国籍感覚そのものですから、何時でも・何処でも飾って眺められる多目的用途にぴったりの一枚です。

あの平山郁夫さんのような潔癖性とは程遠い画風であり線でありますが、何故か私はこのような緩い調子の絵に軍配を挙げてしまうのであります・・・。

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