1872年 湯島聖堂から昌平橋を望む。
自転車で川に沿ってダウンヒルしたり、併行して走ると川風のおかげもあるのか、たいへん快適にご機嫌なひとときを味わえます。といっても、東京都心では首都高に覆われてしまった御濠や川が気の毒さえ思ってきます。日中も太陽の恵みをほとんど受けず、ひたすら、日陰の哀しさに耐え忍んでいるようですから・・・。
明治5年の湯島聖堂から昌平橋を望む光景を観ると、羨ましい時代もあったのです。今もこの下り坂を車の少ない早朝に秋葉原方面に向って走れば、快適な気分になりるものの、土手も見えず、川も見えず、景観などを愉しむ坂ではありません。聖橋もありませんから、みごとなパースペクティブが展開していて、ここいらで弁当でも広げ一服でもすれば、昼寝をしてしまいそうです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント