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2011年6月 2日 (木)

1904年 木挽町から日比谷公園を望む。

1904

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明治37年、海軍兵学校の飛ばした気球から撮影された連作の一枚です。掘割に囲まれた銀座や左手の土橋から想像しても、車は無きがごとしですし、川風などご機嫌な風情だったのでしょう。後年、銀座の中央通に柳を植えたのも、この川風に揺らぐ柳の葉が、江戸情緒を懐旧させる情景でもあったのです。

中央に大きな白いビルが見えますが、これが井上馨外務卿の要請による1890年開業の帝国ホテル。現在とほぼ同じ位置ですが、北側(写真の右側)には山下見附と日比谷見附を結ぶ堀がこの写真撮影の一年前までありました。ホテル手前の道は御堀の位置ですが、すでに埋立が始まっていることが土橋・幸橋周辺のようすから分かります。銀座の街名もまだ行政分類名でなく、きちんと江戸の名残と文化が残っていた時代でもあります。

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