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2011年6月24日 (金)

格闘技のような自転車レース。

Agotour19721

近年のTour de Franceは先端技術と先端素材の見本市の要素もあって、規模と日数も半端なく、自動車レースと変らない業界のせめぎあいがあります。

選手のスタイルも一時代前のガッチリした体形からジャニーズ事務所のタレントのように華奢でスリムな選手ばかりが目立ちます。一概に言えませんが、フレーム、ホイール、サドル、ブレーキ、変速機夫々の機能性が飛躍的に向上し、ロス無く走ることが出来るようになった結果のようです。また、チームの走法シフトも夫々のようで、個人の負担も軽減されたのも一因です。

1972年の写真は、今日のスマートな姿とは違う、格闘技的様相を呈しています。自転車もずいぶんとシンプルで、クロムモリブデン鋼のフレームも美形ですね。トークリップの流線型は上品で、革製のレースシューズは町で歩いても違和感ないデザインで昨今のような仮面ライダー系でありませんね。

ジャージはニット製で暑いと思われがちですが、体温の調節を上手くコントロールしてくれ、感触も柔らかく快適なのです。ヘルメットなどあるわけなく、命がけで男意気を見せる峠の踊り場に向えば、後は新聞紙を受け取りお腹に入れ、体温低下を防ぐ準備が出来れば、後の下りは正に卒倒するほどのスピードで疾走していきます。

ほぼ40年前のスナップですが、監督から競技をさほど管理されない時代の、選手個人の判断が勝負を左右していた意気込みが伝わってきます。

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