« 水彩画に想う。 | トップページ | 広重・隅田川 橋場の渡し »

2011年7月20日 (水)

1951 信州上田

24 写真:木村伊兵衛

東京で生まれた私が、父の故郷である信州に連れて行かれたのは1954年の春でした。父は故郷の子供達と溶け込ませるよう、私をいろいろな場所に連れて行ってくれました。

今では、中仙道の宿場としての街並保存の代名詞となっている馬篭・妻籠の旧中仙道の石畳を父に手を引かれながら上っていると、村の子供達が、当時は珍しかったのか、東京の子供を見に街道沿いからニコニコしながら見ていたのが、恥ずかしかったことを思いだします。

その後、同じような体験をしたのが高校一年生になった夏の自転車合宿で、私の叔母(父の妹)の住む佐久市臼田町に宿泊したときでした。ドロップハンドルの自転車がまだ珍しく、しかも7台ものスポーツ自転車ということもあって、老若男女の人だかりが街道筋にあったこの家の長屋門の中まで溢れ、私たちは自転車の説明に追われたこともありました。信州人は人と溶け込むまで時間がかかるものの、一旦、打ち解け始めると、屈託のない笑顔で接してくれ、実に気持ちの良い人柄の方々が多いのです。木村伊兵衛さんの写真を観つつ、ふと、記憶の断片がよみがえったのです。

さて、お知らせですが、このブログのディスク容量がオーバーとなる、本年12月12日をもって、alpshima毎日連載の記事が完了いたします。現在、記事のストックがいっぱいとなり、 alpshima にタイムリーな記事を書き込みできなくなりましたので、今からでも新らしいアドレス http://alpensmile.cocolog-nifty.com/ のブログを、併読ください。

タイトルも alpshima 2 といたしました。タイムリーなできごと・散策日記などを書き込みますので、時々クリックしてみてください。何とか、ほぼ毎日の書き込みをしたいと思います。12月12日までの alpshima と併読していただけますよう、宜しくお願いいたします。(このお知らせは、今後のブログで随時記載いたします。)

|

« 水彩画に想う。 | トップページ | 広重・隅田川 橋場の渡し »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 1951 信州上田:

« 水彩画に想う。 | トップページ | 広重・隅田川 橋場の渡し »