『ムーランルージュラ・グーリュ』 ロートレックのモダン
アーティストの力量を十二分に発揮したポスターといえば、これしかございませんね・・・。
1891年にロートレックが初めて手がけた代表作として有名ですが、実寸は畳一枚以上もある巨大サイズで、普通ならビビッてしまいそうな寸法です。実際にこの寸法のままアトリエで描いたのか、あるいは、画帳に描いたものを拡大したのか定かではありませんが、生まれつきの病から小柄であったロートレックは、堂々と立ち向かい、このドラマティックなコントラストを表現しました。
ロートレックの作品には写真の手ほどきでも受けたのかと思いたくなるようなアングルと逆光表現が多く、どれも冴えてますが、この作品はその中でもやはり・・・、ピカイチですね。
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