« 大正初期 現在の泰明小学校より新橋方面を望む。 | トップページ |  エドワード・ホッパー 海辺の部屋 1951 »

2011年7月 6日 (水)

明治末期 帝国劇場 警視庁

Photo

2_img_4338

もし、この威風堂々たる西欧建築が現存していれば、自転車徘走しながら立ち止まっていると、職務質問でもされそうな威厳のあるゾーンですね。

明治末期の日比谷通り、帝国劇場と桜田門の移転する前の警視庁の姿を馬場先門・凱旋道路から撮影、彩色された東京名所絵葉書です。帝国劇場は1911年(明治44年)、横河民輔の設計により落成、関東大震災でも持ちこたえ、1966年(昭和41年)に谷口吉郎の設計で現在に至ってます。方や、赤煉瓦の警視庁は関東大震災で壊滅、1931年(昭和6年)に現在地で新庁舎落成。尚、この絵葉書の警視庁の場所には、現在、第一生命があります。

今も御堀の涼風は一年中爽やかで、柳並木の優雅な動きとともに、周りの喧騒を忘れさせてくれます。御堀側の歩道は人通りも少なく、ふと、エドワード・ホッパーの都市の寂寥感が脳裏をかすめます。馬場先門からの眺めは建物が近代化してしまった以外、ほぼこの雰囲気が守られていて、皇居石垣との対比は、渋いものがあります。

|

« 大正初期 現在の泰明小学校より新橋方面を望む。 | トップページ |  エドワード・ホッパー 海辺の部屋 1951 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 明治末期 帝国劇場 警視庁:

» 収納アドバイスいたします [Witch House]
お掃除、お片付け、収納アドバイス、お気軽にお問い合わせください。 [続きを読む]

受信: 2011年7月 7日 (木) 午後 08時25分

« 大正初期 現在の泰明小学校より新橋方面を望む。 | トップページ |  エドワード・ホッパー 海辺の部屋 1951 »