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2011年8月13日 (土)

デュフィの風俗画

Dufy6 1920年頃のパリはベルエポック爛熟期で間もなくアールデコ全盛を迎えようとしていた時期でもあり、人間の欲望と贅沢三昧が一気に爆発した頃であります。その風俗や流行の情報の流れは案外と早く日本にも伝播して、銀座あたりにはパリ風の流行大好き人間たちが溢れ出していたようでありますが、残念ながら衣を中心にならざるを得ず、ご本家の様に食・エンターテイメント・アートなど総合的な広がりまでは至りませんでした。

デュフィは室内装飾家としての修業も経験してましたし、テキスタイル・デザインのセンスも卓越してましたから、このようなちょっとした風俗スケッチ的な描写にもなかなかの時代感性を読み取れる細部までもが、嬉しいほどリアリティーを以って表現されています。まるで芝居のコスチュームデザインのスケッチのような雰囲気があって、それが却って時代考証をも読み込んだ域にまで達しているようであります。

稀代の洒落者であったデュフィらしい、1920年当時の先端風俗の記録でもあります。

デュフィについて http://www.depo.jp/art/dufy_inv_001.html

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