エドワード・ホッパー・The Mansard Roof 1923
この絵に関する場所などの情報もありませんので、ただひたすら風が爽やかに通りぬけている、気持ちの良い絵だなあ・・・と思うだけです。場所的にはエドワード・ホッパーの生活圏であるCape Codだと思われますが定かではありません。又、この建築様式を何と呼んでいるのか分かりませんが、大雑把にはコロニアル様式の仲間なのでしょう。西海岸のサンフランシスコにもこの雰囲気の建物がよく見られましたから、アメリカの建売住宅としてアメリカ本土のほとんどを席捲していたのでしょうか・・・。
硬めで浸み込みの少ない紙の上からサササーッと大胆にスピードを上げて描きあげた痕跡から、この日は何か用事でもあって、いつものようなじっくりと腰をすえて描いた作品とは趣きの異なる、でもエドワード・ホッパーらしいカジュアル・スポーティーな画趣に仕上げています。
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コメント
HOPPER’S PLACES、Hopper の絵のモデルを探して見せてくれる本に載っていました。GLOUCESTER の章の 15. The Mansard Roof の左側に実際の写真があります。
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/001896.html
立ち木が茂ってしまって、特徴的な屋根を隠していますが……。
投稿: AKi | 2011年8月18日 (木) 午前 08時40分
ごていねいにありがとうございます。
可喜庵を鶴首しています。alpshima
投稿: AKiさん。 | 2011年8月23日 (火) 午前 07時52分