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2011年9月 5日 (月)

1934 昭和9年 銀座 資生堂パーラー

19349

はじめて父に連れられ銀座に行ったのが1955年の晩夏で、美しい夕方の光景は今も鮮明に記憶しています。すずらん通りと交詢社通りの角には米軍の放出物資が木製の即席テーブルとビール箱に重なり、トランプやHERSEYのチョコレートが妖しいガスの光で揺れていました。銀座はとてもアメリカの薫りに満ちていたのです。

それよりも20年程前の記録写真は、石川光陽氏がライカで撮影した、資生堂パーラーの光景です。

1934年は暗雲立ち込めた時代ですが、さすがに銀座にはそんな影は微塵たりともありませんね。夏の真っ盛り、男性諸氏は『トラヤ帽子店』あたりで買い求めたのか・・・、上質なパナマ帽に白麻スーツ・蝶ネクタイで決め込んでいます。至るところに掛けられたパナマ帽がこの店をいっそう洒落た景色にしています。その後、いつとはなく街から男の帽子姿、いやいや、女性の被り物も含め、消えてしまい、今では、ラフな帽子姿をたまに見る程度でしたが、ぼつぼつと昭和モダン好きな若い輩が決め込んだハット姿が現れています。微笑ましくなるほどさまになっていなく、笑いたくなりますが、本人は真面目にサッサと銀座の歩道を縫うように闊歩して行きます。

1930年代の銀座・丸の内などなど。http://www.youtube.com/watch?v=9BXPaz6KZvE

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