広重・浅草海苔の養殖
広重のアートディレクションの冴えわたる好例といえる『南品川鮫洲海岸』です。江戸湾の遠浅を象徴するような藍ぼかしの色などは堪らない深みがありますし、この一枚に占める赤の量もみごとです。
帆掛舟の浮んでいる辺りが品川でしょうから、江戸湾の海苔を総称して『浅草海苔』と呼ばれるビッグ・ブランドの養殖場として、鮫洲は大森と品川の間という重要な位置にあったのです。
実際の距離感を無視し源氏雲を使い、ぐっと手前に引き寄せてしまった筑波山のプロポーションもみごとで、この辺りのデフォルメセンスは持て余すデザイン感覚のフル回転であります。
さて、お知らせですが、このブログのディスク容量がオーバーとなる、本年12月12日をもって、alpshima は毎日連載の記事が完了いたします。現在、記事のストックがいっぱいとなり、 alpshima にタイムリーな記事を書き込みできなくなりましたので、今からでも新らしいアドレス http://alpensmile.cocolog-nifty.com/ のブログを、併読ください。
タイトルも alpshima 2 といたしました。タイムリーなできごと・散策日記などを書き込みますので、時々クリックしてみてください。何とか、ほぼ毎日の書き込みをしたいと思います。12月12日までの alpshima と併読していただけますよう、宜しくお願いいたします。(このお知らせは、今後のブログで随時記載いたします。)
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