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2011年9月 6日 (火)

明治初期 神田川から駿河台を見上げる。

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明治初期の時代、このアングルから駿河台を望む写真も図録もなく、井上安治のとびぬけたセンスに脱帽すると同時に、描いてくれてありがとう・・・、と言わねばなりません。

船のある辺りは昌平河岸ですから、井上安治は当時の万世橋(現在の昌平橋)から西に向かって描いたのでしょう。神田川から切り立つ崖の鋭さはシャープで、以前の江戸名所絵図とは趣きが違います。

遠くの坂は湯島聖堂辺りでしょうが、順光と対岸の逆光のコントラストがこの画家を光線画の名人と言わしめた所以でしょう。

左手の坂の天辺あたりに、岩崎彌之助男爵邸の豪壮な洋館がある筈ですが、ここにはまだ描かれていませんから、明治10年代の景観ではないかと思われます。

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