叱られているのか?。
1951年に描かれたノーマンロックウェルさんの The Facts of Lifeという題材です。
人生の壁にぶち当たったというよりも、クラスメートとのトラブルを担任の先生に相談でもしているのでしょうか・・・。深刻なその顔からは先生の言うことすら疑っているような目線が気になります。先生は、一生懸命に、何か生徒を説き伏せていますが、猫の安心しきった寝姿からも、優しく諭しているようですね・・・。
ハイバック椅子はラルフローレン好みのセンスですし、生徒のチノクロスパンツと捲くった裾、ズレ落ちて靴からはみ出す靴下などなど・・・、メンズファッションに欠かせないはずしのディテールが此処にも散りばめられています。先生のボゥタイは水玉のようですが、きちんと自分で締めた雰囲気さえ見とれそうな、緩み具合がみごとであります。いかにも頻繁に鼻をかむ雰囲気の横顔から連想してしまいますが、諭すのに集中し、うっかり仕舞い忘れているハンカチーフは、何を物語っているのでしょう。
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