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2011年10月11日 (火)

1910年(明治43年)桜田門から参謀本部を望む。

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もうそろそろ風も冷たく感じますから、なるべく日中に自転車を愉しみ、午後二時過ぎには引き揚げることを決まりとしています。それでも、紅葉の兆しも始まっている箇所もあったりするとついつい長居をしてしまい、西日は強いものの、風は厳しいというミスマッチな天候の中を帰るのであります。週末は、やはり皇居方面に向かいがちですが、全国ランナーの聖地と化した皇居43_2 の内堀通は華やかで気分も晴れ晴れします。桜田門に入れば、ランナーの脱衣所となってしまった一角を見て見ぬ振りをしながら、一周五キロの周回に専念します。

さて、今から101年前の桜田門から望む、参謀本部の威容は、美しさという視点のみでいうならば残っていて欲しかったものであります。1945年の東京大空襲で消滅して、現在の国会議事堂前庭様式庭園に建っていたものです。イタリア・ルネサンス様式の瀟洒な姿の前には有栖川宮銅像が皇居というよりは、天皇を奪還しようと目論んでいた旧徳川幕臣を制するように、江戸城本丸を見下ろしています。

日本の美しい環境の中にそれなりに溶け込んでいる西欧建築の姿は、遺っていれば、走っていてもそれは気持ちの良い環境であったことでしょう。ついでに、桜田門と御濠の境に飾られた鉄鋳物の柵が洒落てますね。よく見れば真中は菊の十六紋でなく桜の意匠・・・、日本帝国陸軍の象徴でもありますね。今は不細工な石が置かれているだけですから、平和の象徴を施した洒落っ気程度は復活してもらいたいものであります。

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