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2011年10月21日 (金)

御茶ノ水・ニコライ堂界隈 松本竣介 1943年

1943 神田小川町から聖橋に上る手前左にニコライ堂があり、橋を渡れば正面に湯島聖堂。このふたつの聖堂を結ぶという意味で聖橋という名をつけたことを教わったのは、20歳代後半の頃で、それまでは、何と呼ぶのかも分からなかったのです。

無機的なビルの続く御茶ノ水界隈を通り、この道を自転車で駆け上がると突然倒れるように見えてくるニコライ堂の建物は、不気味に感じることもあって、都心からその美しい姿を俯瞰で観るスポットが少なく、残念であります。

松本竣介の絵ではニコライ堂は登場せず、紅梅坂が極端な急勾配で描かれ、極めて暗示的で不安感だけが頭を過ぎります。描かれた昭和18年の時代背景を直感的に捉えた画面は、その後の結果さえ読み取れそうであります。

この辺り、現在はステンレス・ガラスばかりが林立し、一日中、太陽の反射で眩しいところとなっています。

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