スペインの空気
1967年のヨーロッパ旅行の締めは、モンテカルロのカジノで同行者の一人が奇跡的にブラックジャックで大勝し大盤振る舞いとなって、急遽、その勢いでスペイン行きとなりました。
強烈な日差しで地中海の海面が反射し、眩いばかりのコートダジュールをフランスからスペインに入ると、突然、景色が一変し、草の多い土地と土っぽいラスティックな住居が観えてきました。南伊・南仏のようなテラコッタのような明るい色調とは異なり、灰色がかった茶系の世界は、なんとなく古都・奈良の雰囲気に似てなくもなく、その侘び寂び感覚に、独り親しみを覚えるものでした。
この旅行はオートスポーツという自動車雑誌の取材をかねて、自動車レースや工場見学など多岐に亘りましたが、一応、その義務を終えて解放されたこともあって、全員、夢に見たスペインにたどり着いたのですが、私は相変わらず、助手席でナビゲーターの役目から解放されず、ひたすらミシェラン地図とのにらめっこに終始していました。バルセロナの港に到着すると、何と、日本のおでんやと同じタイプの屋台があり、全員ここで、魚貝中心の具を野人のようにむさぼり喰いしたのでした。それまでの食事は殆ど、お決まりのコンチネンタルスタイルでしたから、そのワンパターンに食傷気味ということもあり、しばらくぶりの満腹感を堪能したのです。
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コメント
確かオートスポーツは創刊号から購入したと思います
近所の本屋さんが、月刊誌をバイクで配達してくれていた時代です。
当時は完全に車に没頭していて、ホンダの S600 とS800と一時期は
二台所有していました。
父親も車好きでしたから。
その後何年かしてカーグラフィックが出たと記憶します。
投稿: JP | 2011年10月 3日 (月) 午後 03時48分
佳き時代に20歳代であったことの偶然に感謝!!!。alpshima
投稿: JPさん。 | 2011年10月 7日 (金) 午後 10時27分