琵琶の匠
正倉院御物とはいえ、はるか昔の美しい楽器を観ると、完全にノックアウトであります。
琵琶はギターのような多彩な音色が出るわけではないものの、実際に目の前で聴くと、その音の突き刺さるような迫力と叩きつける奏法に圧倒されます。
遠く亜細亜で誕生したこの楽器こそが、その後、シルクロードを通して、西欧にも届き、インスパイアされて、ヨーロッパ弦楽器が生まれていったわけでしょうから、美しいだけではなく、その音色こそが、西欧にはない音階とともに、遥か遠くの世界そのものであったのでしょう。
完璧なプロポーション・各部分における機能を完全に果たす材料の選択・・・、など、渋くて剛毅な姿は、これも、立派な、建築なのかも知れません。
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