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2011年11月16日 (水)

鈴木信太郎 1935年 『洋服を着た女』

1935

鈴木信太郎さんの描く女性の顔は、1950年代に入ると目がはっきりと描かれ、アイシャドゥの書き込み過ぎと思わんばかりです。有名な西荻窪・こけし屋の包装紙の人形を描いて以降、人物さえも人形風の顔になっていったのでしょうか。

この作品は、その影響を受ける以前の人物像として人気の高い作品ですが、この時代の人物像は目元でなく、鼻筋と小鼻が立派なのが特徴です。この画面は昭和10年という暗い影が差し込み出した日本の状況を暗示しているかのような重たい空気に包まれてますが、この絵でも、全体を覆う信太郎さん独特のモーブ色を混ぜたグレートーンが、過ぎ去りし華やかな追憶の時代を記憶しているようにも見えます。

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コメント

この絵はどこに飾れば良いのか???迷う

鈴木画伯は人間を人形のように、人形を人間のように
描くのか。

飾るとつい書いたが、掛けるが正しいか。

投稿: JP | 2011年11月17日 (木) 午前 06時51分

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