明治中頃から東京見物の記念として大人気だった絵葉書の着色技術も、大正時代に近づくと格段に上がり、絵画もどき並みの絵葉書があふれ出しました。
銀座から望む新橋方面の俯瞰も、活き活きしていますね。左にあるべき新橋ステーションもネタとして既に古いのか、わざと見せず、大正3年に出来た烏森駅のルネサンス式駅舎が世代交代の象徴のように存在しています。また交通の顔として路面電車が主役となっています。さらに、目立つ看板にはビールの名前ばかり・・・、時代の移り変わりによって、人の興味もライフスタイルも刻々変るという意味で、面白いですね・・・。
コメント
「帝都」と書かれた当時の時代背景の中で庶民が何を感じ
何を目指したのか、不気味なニアンスの有る言葉です。
投稿: JP | 2011年11月11日 (金) 午前 06時58分