父の絵画研究。
父は戦後になって、どういった成り行きか分からないのですが、出版編纂に精を出すことなり、30年近く画家として絵筆を握ることもなかったのです。その間、編纂の間を遣い、古今東西の絵画から芸術全般にいたる思想や技法の分析・解析、さらに時代の趨勢と未来の予兆などに没頭し、大学ノートやスケッチブックにその記録を書き続けたのです。この記録は一人の男の紆余曲折な道程の読物としても面白いのですが、何しろノート、スクラップ帖、スケッチブックを総計すると250冊を超えるため、保管にも苦慮しています。
このスケッチは、1960年代にのめりこんでいたモディリアーニに関する一連の中の一ページですが、独特な人物像に対する観点が添えられています。この頃、私は父を見ていて、「人のことなどより、自分の好きな絵でも描けばよいのに・・・」、と思いたくもなりましたが、ある決意をもって絵筆を離れたのですから、好きな画家の分析などに没頭せざるを得なかった父の気持ちがこの年になって、ようやく分かるような気がしてきました。
さて、お知らせですが、このブログのディスク容量がオーバーとなる、本年12月12日をもって、alpshima は毎日連載の記事が完了いたします。現在、記事のストックがいっぱいとなり、 alpshima にタイムリーな記事を書き込みできなくなりましたので、今からでも新らしいアドレス http://alpensmile.cocolog-nifty.com/ のブログを、併読ください。
タイトルも alpshima 2 といたしました。タイムリーなできごと・散策日記などを書き込みますので、時々クリックしてみてください。何とか、ほぼ毎日の書き込みをしたいと思います。12月12日までの alpshima と併読していただけますよう、宜しくお願いいたします。(このお知らせは、今後のブログで随時記載いたします。)
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