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2011年11月 7日 (月)

広重・品川の日の出

41833 江戸を下る最初の宿場・品川の早朝のようすですが、皆さん朝早くからのご出立のさま、お忙しいのです。前日は品川の遊びも堪能したでしょうに、朝早くからの元気な様子は今のグルメでなかったローカロリー時代のほうがスタミナもあったのです。

遠く川崎方面まで展望しながら歩く多くの旅人がお伊勢詣りだったということですから、崖の下にちょこんと描かれた旅人はお武家さんの連なりを見送りながらの初日の旅立ちといった雰囲気かも知れません。朝焼けの空は広重にしては珍しく具象的な白抜きで表現しています。品川沖では早朝の漁を終えた帆掛舟が戻ってきたのでしょうか。

右手の崖は御殿山でしょう。眺望を望む御仁などは、わざわざ上ってパノラマを堪能しながら、今日の無事を朝日に向かって手を合わせていたに違いなさそうな気配です。

スケールとディテールのバランスといい、宿場の展開を読み取れるほどの濃い画面構成といい、分かりやすい傑作です。

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