京橋もこうだった。
井上安治が明治15年前後に画いた馬車の頃の版画、下は路面電車 が走り出した頃の写真・・・、何れも中央区・京橋ですが、先日、30代後半の方々と会う機会があり、話が東京の街並に展開した過程で、「京橋って嘗て、川の流れていたなど知らなかった」ということを知り、かなり愕然としてしまいました。その昔流れていた京橋川は掘割で、1959年に暗渠化して、現在に至っているのです。現在はその上を東京高速道路が走っていて、かなりの閉塞感で覆われた一帯であります。それでも、安くて美味しいお店が点在していて、銀座と日本橋に挟まれた渋すぎる一帯とはいえ、それなりの伝統をも併せもっているのです。
さて、京橋界隈のランドマークだった第一生命相互館の巨大なビルがあっという間に失せ、周辺を含めお決まりの再開発となりますが、日頃からビジネス街として、商業地区としてイマイチであったのですから、テナント誘導型の考えに拍手を送るというには、難題が山積みのようであります。
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