Rugged Country
華やかな全身ラメだらけのコスチュームをダサイといえる時代がやって来た1970年代前半のカントリーミュージック界は、男臭さを前面に出したアメリカンミュージックのシンガーが登場しましたが、私は、Kris Kristoffersonの渋さにノックアウトされました。彼は、ナッシュビルを中心とした懐メロ歌手ばかりが人気あるカントリーの世界とは違い、テキサス中心のアウトローカントリーと呼ばれたジャンルの旗頭であり、曲のテーマも近隣の話ばかりだった世界に、生き方のテーマをストレートにぶつけました。
今も彼の力強いメッセージとぞくぞくするような歌いっぷりに、若いフアンが増えているそうで、たしかにパワーをいただくという点ではKINGであります。多くの歌手とのコラボも多く、又、作曲家・映画俳優として稀有な才能を十二分に発揮し、名曲はいつもYou YTubeから聴くことができ、とりわけ、冬の時季には身にしみるような男の哀しさが伝わります。http://www.youtube.com/watch?v=W8ZkkKfg_Rw
http://www.youtube.com/watch?v=N_LkezUKS40&feature=fvst http://www.youtube.com/watch?v=_RLiuPRMJy8 http://www.youtube.com/watch?v=0zGGzsiA1dA
クリス・クリストファーソン 1936年6月22日生まれ
空軍将軍の息子。ポモナ・カレッジで作曲を学び、ローズ奨学金を得てオックスフォード大学に学ぶ。卒業後は空軍に入り、西ドイツで四年半をヘリコプター・パイロットとして従軍。除隊後にナッシュビルに移り、下積み生活をしながらカントリー&ウェスタンのシンガー・ソングライターとして活動を始める。70年始めから多くのヒット曲を生み出し、カントリー&ウェスタンの大御所として活躍。映画の方は71年の「ラストムービー」でデビューし、音楽も担当。特にペキンパー作品での渋い演技で高い評価を受けた。最近では「ブレイド」、「ペイバック」と脇役ながら印象的な役を演じている。73年に「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」で共演したリタ・クーリッジと再婚して一児をもうけたが、アルコール依存が原因で80年に離婚。83年に再再婚して現在は5人の父となった。
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