麗江は行ってみたい。
麗江は雲南省の北西高原にある美しい街で、そこには人々があこがれる“シャングリラ” (チベット語:素晴らしいところ)の世界が広がっています。
金沙江のほとりにあり、玉龍雪山がそびえ、渓谷は険しく、澄んだ水が流れています。麗江は、雲南、四川、チベットの民族文化が溶け合う三角地域にあり、かつては“茶馬古道”がここを走っていました。
何代にも渡って住んでいたナシ族は、漢族、チベット族、白族の優秀な文化を受け入れ、 独自の文化を作り出しました。
世界で唯一現在も使われている東巴象形文字、東巴文化、ナシ族古典音楽、いくつかの宗教が合わせた白沙壁画などが今なお残っています。
宋の終わりから元の時代初期に形成された麗江はすでに800年余りの歴史を持ち、ナシ族文化の代表的なものと言えるでしょう。
麗江は、中国の他都市とは異なり、漢族、チベット族及び他の周辺民族の文化が取り入れられ、そうした文化がうまく溶け合った町です。また、独特の民族文化に富み、世界的にも長い歴史を持ち、それらが今でも保存されています。
麗江は、周囲の美しい自然環境や、周辺の山村とうまく調和しています。
山麓の川のほ とりに位置し、流水は各家を巡り、川のほとりでは柳の枝がそよそよとゆれています。路地にはきれいな小石が敷かれ、人々が行き交う道は晴れの日にほこりが立つことも雨の日に泥にまみれることもありません。
トンパ文字を使うことでも有名なこの町の姿を観て一目ぼれ・・・。いつかは行ってみようと思いつつ、日々の仕事に追われ、ときは過ぎてゆくばかり・・・。標高メートルにあるこの麗江の環境は素晴らしくその美的全体観は土木技術を元に住民の崇高な見識とが相まって花咲いたものでしょうが、今日も連綿として祖先の暮らした環境とほぼ変わりない状態を保っているのに驚きますね。文明がある頂点まで来て行き詰まりを感じる先進国とは対極なコードを以って暮らすこの町の誇りに少しでも接してみようと思いたくなっているのです。
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